お知らせ
(パブコメ〆切3月27日)PFAS基準の見直しを求めましょう
お知らせ
2025.03.25
水道水に含まれるPFAS濃度の基準値を世界基準まで引き下げてほしいという意見を国に届けましょう。パブリックコメントの締切りは3月27日(木)中です。
水道水に含まれるPFAS濃度の基準見直し作業が進んでいます。
しかし、適当とされる基準値はPFOS及びPFOAの合算値で水1リットルあたり50ナノグラムとされ、ヨーロッパの基準はもちろん、アメリカ(PFOS,PFOAそれぞれ4ナノグラム)、カナダ(総PFASで30ナノグラム)の基準よりはるかに緩いものです。
3つのパブリックコメント:
①環境省・「水道水質規準等の見直し」
②環境省・「水質汚濁に係る人の健康の保護に関する環境基準等の見直し」
https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/detail?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=195240120&Mode=0
③消費者庁・「食品、添加物等の規格基準の一部を改正する告示(案)」(清涼飲料水(PFOS及びPFOA)に 係る改正)に関する意見の募集
締切:3月27日(木)
https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/detail?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=235110013&Mode=0
URLをクリックするとパブリックコメント募集の案内画面が出てきます。
下の方に、「意見募集要項」という項目があり、1度この画面を開いて、内容を見て閉じて、「意見募集要項全部を確認しました」をチェックして初めて意見入力が可能になります。
ひと手間必要ですが、水道水やペットボトル飲料に含まれるPFAS濃度を決定する基準を見直すために、とても重要なパブリックコメントです。多くの意見を届けましょう。
PFASについて知りたい方は、子どもケミネットのホームページをご覧ください。
https://c.kokumin-kaigi.org/?page_id=1326
木村ー黒田先生からのパブリックコメント(案)です。
意見の書き方に迷われたときは参考にしてください。
(環境省のパブコメ)
環境省のパブコメでは、資料のどこに対する意見なのかを記載する必要があります。
カッコ内はなくても可。(資料のページ数など各自ご確認ください)
例文①
別紙1-1、 5-7ページについて (別紙1-2、1ページ、別紙2、3ページ)
「食品安全委員会が実施したリスク評価の基礎となる参照文献が非公式の場で大量に追加・除外されていることが判明しています。このようなリスク評価は、食安委の基本姿勢である公正性・客観性・透明性を欠いており、第三者による妥当性の検証も不可能です。このようなリスク評価は到底「科学」とは言えず、信用性はありません。従って、食安委のリスク評価値(PFOS、PFOAについて各20ng/㎏体重/日)に基づいて水道水質基準値を設定する本案は妥当ではありません。
食品安全委員会は、文献の追加・除外とその理由を含め、全ての評価プロセスを公表するとともに、国民との意見交換会を実施すべきです。
環境省は、 PFOS、PFOA 、PFHxSについて自らリスク評価を行ったうえで、真に国民の健康を守る水道水質基準値を設定すべきです。新たなリスク評価値が示されるまでは、暫定的にアメリカのPFOS、PFOA について各4ng/L、PFHxSについて10ng/Lを採用することを提案します。」
例文②
別紙1-1 5-7ページについて (別紙1-2、1ページ、別紙2、3ページ)
「食品安全委員会のリスク評価は、非公式の場で、評価の基礎となる文献の大量出入れや実質的な議論が行われるなどの問題があり、到底信用できません。そのような問題のあるリスク評価に基づき水道水質基準値を設定すべきではありません。
もう一度、透明性・客観性・公平性・一貫性のあるリスク評価を行うことを求めます。」
消費者庁のパブコメは環境省のような規制はありません。自由にお書きください。