みんなの広場
『2025年度 脱原発大集会』
くみかつ日記
2025.12.18
【第一部:脱原発学習会】
「今、知っておきたい原子力政策とは」「各大手電力会社の持つ原発の動きと、世界の原発の動きを知る」
プロメテウスの罠をはじめ著書多数。身を挺して真実を報じ続けてくださっているジャーナリストの青木美希さんから、原発に関してネガティブな情報を伝えにくい現状をお話し頂きました。
「原発は空からの攻撃(ドローンやミサイル)に弱く、とても守りきれない。(原発を)減らしてくれないと」との自衛隊幹部の談話、「コストの高い原発の新設で電気料金は上がる一方」という大手電力会社社員の話など、会社による処分の階段を駆け上がりながら真実の情報を届けてくださっている青木さん。
゛復興は国の責務゛との言い分で、「汚染者負担の原則」を適用せずに、事故処理に国費を支出し、゛脱炭素゛゛技術の継承゛と言いながら原発再稼働に突き進む経済最優先のこの国で、『みどりの地球をみどりのままで子どもたちに手渡す』ために今私たち大人にできることは何か、これからも青木さんの情報を受け止めながら、学び考え行動していきたいと思いました。
【第二部:パネルディスカッション】
~小島弁護士・馬場弁護士・金森教授(会計学)・青木さん・日高代表理事・東原さん
グリーンコープの託送料金訴訟とは
・託送料金に発電事業者の負担を上乗せするという明らかな違法を問う裁判
・契約自由の原則に諮っても違法(後から料金は変えられない、徴収不可)

脱原発の思いをカタチにした、グリーンコープでんきを創設する過程で私たちが抱いた疑問゛託送料金に賠償負担金や廃炉円滑化負担金が上乗せされる゛ことを弁護団に相談したことから始まった託送料金訴訟。提訴までの4年間、組合員は弁護団とともに学ぶことから始め、提訴以降も弁護団は議論を繰り返してブラッシュアップ。一審、二審とも法律に基づかいない敗訴理由に私たち組合員はとても納得できず上告し、現在は年度内に出される見込みの最高裁の判決を待っています。
この過程で、゛電力自由化゛の経済学上の矛盾を問い正し、電力自由化とは何か、また会計学上も公正には営めない原発の暴走が明らかになり、当たり前の会計に戻すためには『市民感覚』が必要であることがわかりました。
▼コチラもご覧ください
【託送料金を問う】https://www.greencoop.or.jp/takuso-ryokin/
【脱原発の取り組み】https://www.greencoop.or.jp/stop-nuclear-power/

集会の最後に、博多駅前でアピール行動を行いました。組合員によるマイクパフォーマンスのもと、小さい風船と託送料金訴訟のリーフレットやグリーンコープでんきの冊子を手に、道行く人に声をかけました。高校生~高齢者まで幅広い人に冊子を手にしていただくことができ、少しでもこの問題を一緒に考えていただくきっかけになれたのではと思い、今後このような機会を増やせたらと思いました。







