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賀茂緑醸造元 丸本酒造株式会社

岡山県の酒蔵で「かもみどり」と申します。
創業は慶応三年(一八六七年)、初代丸本嘉之松が綿花であげた財を元に酒造業を創設し、以来、約150年も酒を造り続けて来ました。
創業当時の屋号を「清水屋」と言い、美味しい水が湧くことから呼ばれていた名前です。
また、蔵の背後には「竹林寺山」がそびえ、ここには 3.8m の東アジア最大の反射望遠鏡をはじめとする数機の大型望遠鏡が立ち並び、そのため「竹林寺山」一帯は住居の建築ができない地域に指定されている、今なお手つかずの自然が保護されています。
当蔵はこの懐を住まいとし酒造りを行っております。

そして、当蔵の最も特徴たる事は、昭和六一年より最高の酒米「山田錦」の自家栽培を行っており、「農産酒蔵」として蔵人一丸となり、米作りから酒造りまで取り組んでいることです。
平成15年11月には「酒米農業特区」に、当地鴨方町は認定され、「米作りと一体の酒造り」を目指している当蔵にとって、大きく弾みがつきました。
すでに、有機JAS農産物生産行程管理者・有機加工食品生産行程管理者、アメリカNOP認証・ヨーロッパ EC Regulationなどの認証を、全国で最初に酒蔵として取得しました。
平成15年九月には、岡山県下の酒蔵で初めて国の登録有形文化財に指定されました。

文化財というと、本来の機能や役割を果たしていないものが大半ですが、明治から昭和初期にかけて建造された建物や設備が、今なお酒造りの現場として使い続けられております。
当蔵は、「純米かもみどり」をはじめ季節商品、そして「泡々酒」と言った個性的なお酒造りに取り組んでおります。
また、新しい取り組みとして自社栽培した農水省のガイドラインに則った「特別栽培米」の販売も行っております。

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