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【開催報告】『お正月はこれで決まり!絶品♪本格だしで作るお雑煮』

くみかつ日記
calendar2024.12.20

12月6日(株)山一の林さんを講師にお迎えし、本格だしの取り方を学びながら、お雑煮作りとグリーンコープ商品の試食会を実施しました。

 

〜学習会〜

だし取りの調理に先立ち、林さんから食を取り巻く現代社会の課題や、だしが持つ可能性についてお話いただきました。主な内容は以下の通りです。

 

・核家族化や単身世帯の増加により、家庭でじっくりと料理をする機会が減少している現状

・簡便な顆粒だしや市販の惣菜は調理時間の短縮に貢献する一方、塩分や糖分の過剰摂取につながる傾向があること

・だしそのものの風味を味わう機会が減っていること。塩分や添加物の多いスープは飲み干せないことが多いが、良質なだしは最後まで美味しくいただけるということ

・だしを料理に活用することで、調味料の使用量を抑えられ、素材本来の味を引き出すことができること。また、良質なタンパク質やミネラルを効率的に摂取できるため、健康的な食生活に繋がること

・だしは赤ちゃんの離乳食にも最適であること

・料理に手間をかけるのは重要であること

 

 

〜だし取り〜

いよいよだし取りの実習です。今回は山一の「GC花かつお」と「北海道産真昆布」を使用しました。

山一では、水揚げの地域から鰹のサイズまで厳選し、丁寧な骨取りや乾燥後の表面研磨など、手間暇を惜しまず製造しています。このこだわりが、香り高く旨味の凝縮された削り節を生み出しています。一袋あたりの価格は高く感じるかもしれませんが、だしを取る際に使用する削り節の量は、他社製品に比べて少ない量で十分な旨味を引き出せるため、経済的です。

 

だしを取る際のポイントは「惜しまずたっぷり」。今回は水1リットルに対し、「GC花かつお」20gと「北海道産昆布」10gを使用しました。水に浸しておいた昆布を取り出し、沸騰直前で火を止め、花かつおを投入。沸騰させないことで、雑味のない上品なだしを取ることができます。だしが取れたら丁寧に濾します。より澄んだ上品なだしに仕上げたい場合は、濾す際に絞らないことがポイント。

 

今回は、だし本来の風味を味わうシンプルなお雑煮と、鶏肉入りのコクのあるお雑煮の2種類を同時に調理しました。2つの鍋にそれぞれだしを分け、片方には「産直若鶏小間切」を加えて煮込みます。その後、両方の鍋にそれぞれ野菜、かまぼこ、餅を加えて仕上げました。味付けは「うすくち国産丸大豆醤油」のみを使用しました。餅は「玄米餅」と「小もち」の2種類を用意しました。

 

 

〜完成〜

2種類のお雑煮、冷凍お好み焼き、デザートの甘夏レアチーズケーキとりんご2種(品種名:こみつ、王林)

 

 

〜試食〜

 

 

試食では、鶏肉入りのお雑煮とだしのみのお雑煮の味の違いに、参加者から驚きの声が上がりました。 「まるで別のだしを使っているようだ」という感想もあり、山一の鰹節の質の高さを改めて実感する機会となりました。餅は、粒々感のある玄米餅と、なめらかで伸びの良い小もちの食べ比べを楽しみました。

副菜として提供されたお好み焼きには、GC「かつおパック」をトッピング。この日はとんかつソースを添えましたが、ソースの酸味がお好み焼きと絶妙にマッチし、新たな発見となりました。

デザートの甘夏レアチーズケーキは、甘さ控えめでさっぱりとした味わいが好評で、甘いものが苦手な方にも喜んでいただけました。りんごは、どちらも瑞々しく、特に「こみつ」は小ぶりながら蜜がたっぷりで、さわやかな甘さが印象的でした。

 

〜商品紹介とグリーンコープの取り組み紹介〜

調理に使用したGC商品は袋を展示し、商品の特徴やこだわりについて地区委員から説明を行いました。また、理事会からは牛乳、離乳食、カーボンニュートラルの取り組みについて説明があり、関連資料やボードも展示しました。

 

 

〜まとめ〜

今回のイベントを通して、だしを取ることは決して手間のかかる作業ではなく、日々の料理を格段に美味しくしてくれることを参加者の皆様に実感いただけたと思います。「だし取りは意外と簡単。今後はだしパックだけでなく、自分でだしを取ってみようかな」という声も聞かれました。また、試食を通してグリーンコープの商品に興味を持ち、今後の購入を検討されている方もいらっしゃいました。

 

遠路はるばる熊本からお越しいただいた林様には、声がかれている中、熱いトークで会場を盛り上げていただき、心より感謝申し上げます。(「林さんの話を聞きたくて参加した」という方もいらっしゃいました!)本当にありがとうございました。

 

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