みんなの広場

岩手中央農協との視察・交流に行ってきました

くみかつ日記
calendar2025.10.09

グリーンコープと岩手中央農協との取り引きは2016年から始まりました。

今年は6月7月に雨が降らず高温乾燥の影響で小玉傾向とのことでした。

ここ数年の高温、長雨、ゲリラ豪雨といった異常気象、カメムシ等の病害虫も大量に発生したため、今年は特別栽培の取り組みを中止していると聞き農薬を減らすことの難しさが分かりました。

その後、3件の圃場を視察。

1件目の藤村さん圃場は8ヘクタールで、きおう、つがる、さんさ、紅いわて、ジョナゴールド、シナノスイートなど多種類のりんごを栽培されていました。今年は病害虫の大量発生の他にも鳥の被害もあり対策としてネットをされていました。 お話を聞いた後に数種類の試食をさせていただきました。どれも美味しかったですが、中でも紅いわては味が濃く、今後取り扱ってほしいとの声が多くありました。

2件目の北田さんは山の傾斜をいかした圃場で、つがる、紅いわて、ふじ、はるかなどを栽培しておられました。北田さんには葉つみ、玉回しをあまり行わず光合成でデンプンを増やし糖化させること、土に肥料を入れず草の窒素を活用すること、穂木の親和性を悪くして低く育てることなど 岩手のりんご栽培の特徴をお聞きする事ができました。鳥の被害対策は紐を張られていて圃場によって対策が様々なこともわかりました。

3件目の紫波長岡果樹園、森川さん圃場は10ヘクタールで15500本のリンゴを特別栽培されていました。今年はカメムシの大量発生で多くの地域が特別栽培を辞をやめる中、除草剤も使用せず特別栽培に取り組んでおられ、カメムシ対策のデンプン散布やハリトウムシ対策にコンフューザーを仕掛けたりと様々な工夫をされていました。

どの生産者の方も美味しい岩手のりんごを組合員の方に食べていただきたいと様々な工夫をされ、とても大切にりんごを栽培されている様子を見ることができました。

最後に岩手中央農協の選果場を視察させていただきました。。加工用りんごがコンテナにたくさん積まれていて貯蔵庫中はりんごの甘い香りが広がっていました。冷やすことによりりんごが美味しくなるので貯蔵庫は1~2°Cに保たれていました。2階に選別機が2台あり、手作業でさびや傷があるりんごを取り除き、大きさ毎に箱詰めされてました。

 

 

 

今回の視察で農協や生産者のみなさんと直接お会いして、顔と顔が見える交流をすることの大切さを改めて実感することができ、大切に栽培されているりんごのことを多くの組合員の方々に知っていただき利用普及に繋げていけたらと思いました。

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