みんなの広場
fromネグロスセミナー 知ろう、食べよう、エコシュリンプ♪
くみかつ日記
2024.12.05
エコシュリンプを食べたことはありますか?
民衆交易によって私たちのもとに届く、身が引き締まってプリプリッとした歯ごたえの美味しいエビです。学習会では、美味しさの理由を知り、産地に想いを馳せ、エビそのものとその加工品を試食しました。
実は、日本は世界一のエビ輸入国。その60%以上がアジアから、そして大半が大企業の集約型養殖によるものです。マングローブ林を伐採して開墾した池で約30~40匹/㎡の高密度で養殖。人工飼料と抗生物質に頼らざるを得ない池は周辺の環境も破壊していくそう。
エコシュリンプは、マングローブ林に囲まれた伝統的な養殖池で、人工飼料や化学合成薬を使わず、約3~4匹/㎡の低密度でのびのび動いて育った筋肉質のエビ。その粗放養殖は生産地の環境に負荷をかけず持続可能。水の入れ替えは、潮の干満を利用して河川から。収穫後は一度水を抜き天日で殺菌。
生産者のお一人は「私の池は未来の子孫からの預かりもの。次の世代へ引き継いでいかなくてはならない」という気持ちで池を守られているそうです。エビは日本へ、同じ池で育つ魚は地元市場へ。日本向けのエビは、産地でむき身にされてバラ凍結。一度も解凍されることなく私たちの台所へ届きます。
むいた殻や頭は、‘えびせん’や‘エビのビスク’(スープ)の材料になっています。エビ本来の味が楽しめるエコシュリンプ、とても美味しいのでぜひ試してみてください。