瀬戸内市邑久町で農薬も化学肥料も使わずにサトウキビを育てられている生産者です。

先日お邪魔したときには、４月の頭に植えたサトウキビが少しずつ成長し、可愛らしい姿を見せてくれていました。

和菓子の世界ではよく聞く和三盆糖は、「竹糖」と呼ばれる種類のサトウキビから製糖されているようです。

「竹糖」は江戸時代から伝わる在来品種なのですが、多品種にくらべ生産効率が劣るため、現在では栽培している農家はほとんどないそうです。

ただ、和三盆糖のもつ上品な風味は、この「竹糖」以外のサトウキビにしか出せない！とこだわって栽培されています。

収穫した「竹糖」のしぼり汁を大鍋と薪の炎で煮詰めて作った「竹糖黒蜜」は、添加物ゼロのこだわりの逸品です。

スイーツだけでなく料理の味を際立たせる甘味として、組合員にも愛される商品を作られています。

このおいしさを、たくさんの組合員にも知ってもらえたらと思います。